FPC 食の農の未来会議・京都

活動内容ACTIVITY

2022.12.27給食をオーガニックに

「オーガニック × 給食の可能性 選ばれる保育園になるために」開催報告

2022年9月3日(土)に京都市中京区のQuestion4Fにて開催したイベント
「オーガニック × 給食の可能性 選ばれる保育園になるために」のレポートを作成しましたので
下記よろしければご覧ください。

「オーガニック × 給食の可能性 選ばれる保育園になるために」

日時 2022年9月3日(土) 18:00 〜 20:00
会場 Question4F(京都市中京区)

出席 計35名の方にご参加いただきました!
内訳
保育園・給食担当者:12名
生産・流通関係者:10名
行政担当者:3名
講師:1名

オープニング

オープニングは来賓としてお越しいただいた京都府農林水産部農村振興課課長 椋平智博様のご挨拶。
次に、京都大学農学研究科の秋津元輝先生に開催趣旨についてお話しいただきました。

秋津元輝先生

食と農の未来会議・京都=FPC京都(Food Policy Council 京都)は、
北米を中心に広がる食を「てこ」として地域づくり、政策提言を行う協議会FPCをモデルに活動しております。

京都にも様々な食をめぐる課題はありますが、現在、給食のオーガニック食材の導入の推進についても、力をいれております。

地域の農業をオーガニックに転換し公共調達として、給食への納入をめざしています。

まずは、私立の保育園や幼稚園から。
2021年にアンケート実施し、園・生産者・流通業者・行政担当者など様々な立場から課題を出してもらい、次なるステップに繋げます。

講演

続いて、イネイト保育会代表の小畑良明先生による講演です。

小畑良明先生

「あすか保育園の給食。理想と現実、そして未来」というタイトルでお話いただきました。
あすか保育園は、伏見区の小規模保育園。
ご自身の、アメリカ滞在時のオーガニックとの出会いからお話がはじまりました。

「あすか保育園の給食は、できるだけオーガニック調味料にもこだわって仕入れています」
「子どもたちは、本当においしいものを食べると、(集中するので)無口になる」
とご自身の保育園での実体験を交えお話しくださいました。

ワークショップ

講師の先生と行政担当の方を除く参加者の方々が、 A〜Cの3グループに分かれてワークショップ形式で話し合いました。

前半:「何がむつかしい?」
オーガニック給食実施にあたっての課題や質問を、付箋に書き出し。

後半:「こうすれば解決できるのでは?」
解決策やアイディアを出し合いました。

当日はグループ毎に話の内容を報告し、共有しましたが、下記に全てのグループの意見をまとめましたので、ご確認ください。(クリックで拡大表示)

主な課題と解決策
仕入れと発注、安定供給は課題が多い
旬・ふぞろい・野菜の種類
価格問題、そしてできるところから!?
終了後アンケート
保育園・幼稚園・給食担当者さんから
Q 「講演」について、ご感想をお聞かせください。

・自園の紹介ではありましたが、イネイト保育会代表の決意や子どもたちが喜ぶことが使命であると思われていることに改めて知ることができました。
・実際オーガニックを給食に取り入れることのメリットや、難しさなどを学べ、参考になった。
・かなり具体的に、食材のことコストのことをきけてよかったです。 園長先生の思いもすごく伝わってきて、うちの園の給食について考えさせられました。
・食の大切さ!を軸に日々実践されているお話、とても参考になりました。

Q イベント全体について(ワークショップ・内容・運営など)について、ご感想をお聞かせください。

・現場の中に「食との出会い」「オーガニック」位置付けされた思いに愛情を感じた。 まず、自分がアンテナをたてるためには、興味をもち、学ぶところから始める必要がある。
・食に対する生産者さん、調理に関わる方々、農業をどう未来に繋げていこうか!と、皆さんの熱い思いを聞かせていただくことができました。とても濃い有意義な時間でした。時間が足りないくらいでした。
・様々な角度からの意見で、自分なりにも色々とオーガニックに対して前向きな考えを持つことができた。
・意見を出し合い、解決策を考えるのはよかったですが、もっと色々お話したかったです。
・これから給食を始めようとしている自園にはまだ課題がたくさんありますが、子どもたちの心身を作る食材の大切さを考えることで、歩んでいけそうな・・。そんな力をいただきました。ありがとうございました。またイベントがあれば是非参加させていただきたいです。

生産者・流通業者さんから
Q 「講演」について、ご感想をお聞かせください。

・保育園の給食事情というのは初めて知ったが、少ない予算でのやりくりは大変だと思った。
・小畑氏の6年間のご苦労、食へ熱意を感じることが出来た。お話しの中で幼児が美味しいものを食べている時は無口、夢中になると仰っていたがその通りだと思います。そして子供は美味しいと思った物はキッチリ覚えてくれているもので、それが作り手の意欲になっていたりもします。
・現場感のあるご講演でとても素晴らしかったです。 保育園あるあるのコーナーでおかわりする子や野菜嫌いを克服していく子など、オーガニックというより、それを取り入れる事を含めた子どもたちとの向き合い方が善循環を起こしているんだなと感じました。
・具体例が参考になりました。給食を導入されていることによる園費や園児さんの人数の推移など、他園と比較や保護者の反応が数値化されていると良いと思いました。

Q イベント全体について(ワークショップ・内容・運営など)について、ご感想をお聞かせください。

・初回の会合という事でオーガニック✕給食に必要性や意義、今後の可能性は感じつつも其々の現状で抱えるもどかしさを少し知る事が出来た。職の垣根を超えて協働する場合、お互いの実情を知ることが大事。
・WSは違う立場の話を知ることができて有意義。 A班の「月に一度はやってみたらよい」と、B班の「月に一度では(いつもと勝手が違い)現場が疲弊する」という逆の意見だったことが印象に残った。
・「有機農業」を目標としつつも、取り入れるに当たっては「地元とその周辺の生産物」(必ずしも有機でなくても環境にやさしい農業であればよい)を高頻度・広範囲に取り入れる方が生産者の理解、意欲にも結びつき、早く普及が進む気がする。
・ワークショップはとても楽しかった。 ポストイットのブレーンストーミングでは、自分自身これまでの保育園・幼稚園さんとのお取引の中での課題が整理できた。 また保育園関係者の皆さんが不安に感じられている点もわかったので大変参考になった。 今後、これをきっかけに繋がりを深めて行けれはいい。
・需要と必要性は既に認識されていると思うので、実際に何をどういつまでにアクションするのか具体的な行動計画がないのが残念。

まとめとこれから

・2021に、食の農未来会議・京都が行った、京都市内保育園・幼稚園さんへの給食アンケート(郵送)から、すでにオーガニック食材を導入している園から、「どのように、『大変なところを乗り越えたか』を中心にインタビューを行います。
・衛生管理の面など、「京都市子ども若者はぐくみ局」にヒアリングを行います。

この度は、ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま誠にありがとうございました!

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